私は旅行が趣味で、とくに海外旅行が大好きです!
海外旅行を始めた当初は友達と行っていましたが、いつしか「海外一人旅ってカッコよくない⁈」と思い、当時大好きだったイタリアへ一人旅。
あの頃はドキドキしながらも、一人で旅行し無事帰国できたことにとても満足しました。
そこから私の海外一人旅がスタート。
とはいえ、東南アジアに苦手意識があった私は、候補都市に東南アジアは含まれていませんでした。むしろ、行きたいという気持ちもわかなかったです。
そんな私ですが今ではベトナムが大好きになり、今までに6回ベトナム一人旅をしています。完全にヨーロッパ派だった私がなぜベトナムにハマったのか…それは単純な理由でした。
今回は、単純な理由からベトナムにハマった私のストーリーを紹介したいと思います。
東南アジアに興味を持ったのはテレビ番組がきっかけ
海外旅行が好きとはいえ、旅行するのはヨーロッパばかり。ヨーロッパの遺跡が大好きな私は、それ以外の地域はまったく興味ありませんでした。
とくに東南アジアは「絶対に行かない!」と思っていたほど。今思えば完全に偏見の目で見ていました。
そんな私の気持ちは、とある番組をきっかけに徐々に変化していきます。
東南アジアは「汚い」「不衛生」というイメージ
おそらく『東南アジアは汚い!不衛生』と思っている方も多いと思います。私も完全にこのイメージでした。このイメージから、食事も絶対に受け付けないだろうと自信を持っていたほど。
東南アジアについて詳しくなかった私は、リサーチすることもなく旅行先から自然に除外していました。
クアラルンプールの街並みが私を東南アジアへ誘惑
そんなイメージを持っていた東南アジアですが、とあるテレビ番組でクアラルンプールの町並みが紹介されました。
その番組を見て、私は衝撃を受けます。
きれいに整備された道路、豊かな緑、たくさんの高層ビル…
私が想像していた『東南アジア』とはまったく違います。
「もしかしたら、私のイメージは古いのかもしれない!」そう思った私は、旅行会社を通じてクアラルンプール行きを申し込みました。
物価の安さに東南アジアに興味津々
私がまず驚いたのが到着したクアラルンプール空港です。近代的で想像していた『東南アジア』とは完全にかけ離れていました。
空港からホテルへ向かう道中も経済が発展している様子が伺え、ワクワク感が増していくばかり。
とくに物価の安さは衝撃的でした。クアラルンプールは物価が安いため、買い物とたくさんしたのを覚えています。
日系スーパーも充実しているクアラルンプールは「ちょっと住んでみたいかも…」そんな気分にもなり、旅行にきてよかったと大満足の旅でした。
東南アジアに興味を持った次のターゲットはベトナム!
クアラルンプール旅行をきっかけに、東南アジアにも目を向け始めた私。
しかし「汚い!不衛生!」というイメージが払拭したわけではありません。そんな中、私は次のターゲットが見つかります。
そう!ベトナムです!
ベトナムのイメージがくつがえされたダナン
私が思い描いていたベトナムは、日本より100年ぐらい遅れているという光景。いまだに自転車が主流で、建物も少なく『田舎』というイメージでした。
ところが、大好きな旅番組で紹介されたダナンを見てビックリ!ベトナムにリゾート地があることに驚きました。
番組ではオシャレなお店もたくさん紹介され、気分は一気にベトナムモード。どうしてもダナンをこの目で見て見たいと思いました。
すぐさまダナン旅行を探しましたが、私がイタリアに行く旅費と変わらない値段しか出てきません。ベトナムを知らない私にはこの値段を出すのは惜しいと思い、ダナン旅行は諦めました。
旅費のことを考えてはじめに選んだのはホーチミン
私は旅番組のおかげで、気分はベトナム一色。ダナン旅行は諦めましたが、どうしてもベトナムへ行きたいと思うようになりました。
ツアーのフリープランを調べていると、旅費が安いホーチミンを発見!まずはベトナム一の都市を見て見ようと、ツアーを申し込みます。
いざベトナムの地へ!いきなり後悔した理由
ホーチミン旅行のフライトはベトナム航空!アオザイを着たCAさんはみんなキレイで機内食もおいしく、ホーチミン到着まですでに気分は高まりました。
タンソンニャット空港に到着すると「東南アジアに来た!」とうれしくなり、ベトナムを満喫したいとワクワクが止まりません。
私は旅行会社が用意した無料送迎バスでホテルへ。ホテルをチェックインしたら、すぐホーチミン観光へ繰り出しました。
バイクの多さとクラクションにイライラ
ベトナムに行ったことがある方はわかると思いますが、ベトナムはバイク大国。
ホーチミンの道路は、尋常じゃないほどバイクが多く驚きました。それと同時に至るところからクラクションが鳴り、とにかくうるさい!
日本の感覚が染みついている私には、不必要に慣らしているとしか思えませんでした。どの道を通っても大量のバイク、つねに鳴っているクラクションに次第に私はイライラが募り始めます。
歩行者優先でないベトナム
ベトナムでは例え信号が青でも、お構いなしにバイクが目の前を横切ります。
日本だと歩行者優先なので、歩行者が渡るまでは車もバイクも待ってくれることが多いですよね。他の国を旅行したときも状況は同じだったため、私もそれが普通だと思っていました。
しかしベトナムは違います!私はバイクに引かれるのではないかと、つねにヒヤヒヤ。私は横断歩道に誰かいないと、道を渡ることすらできませんでした。
「横断歩道すらまともに歩けないなんて、なんて国なんだ!」と不満が爆発。私は観光も途中でやめ、近くの公園でボーッと過ごす時間がありました。
ベトナムは日本と優先順位が違います!初めてベトナム旅行されるときは、以下の順位を頭に入れておいてください。知っていないと間違いなく…怖い目に遭います。
- バス(日本では歩行者)
- 車
- バイク
- 歩行者
つまり、ベトナムではバスがいちばんなんです!
観光地でありながら英語表記が少ない
ホーチミンは経済都市と同時に観光都市でもあります。私が旅行したときも、多くの外国人観光客が訪れていました。
私が疑問に感じたのはこれだけ外国人が来ているにもかかわらず、英語表記が異常に少ないことです。
初めて見るベトナム語は、アルファベットのようでアルファベットじゃない。アルファベットには見慣れない記号が付いており、理解しようという気すら起こりませんでした。
「ベトナムは途上国だから仕方ないのかな」
なんとなく日本との格差を感じた瞬間です。
ベトナム語には6つの声調があり、初めてベトナム語を聞く方は『中国語みたい』と思われる方も多いです。
ちなみに現在のベトナム語は、フランス統治時代に作られたもの。フランス語と中国語が融合した言語のため、フランス語に似ている発音があったり中国語(日本語)に似ている発音があったりと、とてもおもしろい言語です。
突如ハマったベトナム!その理由はなんとビール
ホーチミン初日はベトナムに後悔していた私ですが、そんな思いは夕食で一気になくなりました。
その理由は、私の大好きなビールがきっかけ。理由が単純すぎて調子抜けする方もいらっしゃるかもしれませんね。
お店で飲むビールの安さに驚き
初めて行ったホーチミン旅行は、行動範囲がホテル周辺に限られていました。
当時、私はドンコイ通り沿いのホテルに宿泊していましたので、夕食も近くの日本人街(レタントン)へ行きました。そこでまず驚いたのが、サッポロビールが置いていること。しかも、日本で生ビールを注文するよりはるかに安いんです。
私は夕食までずっと「ベトナムに来るんじゃなかった」と後悔してましたが、ビールの価格に「ベトナム最高!」と気持ちが変わりました。
本当に単純です。
そのレストランは料理もおいしかったのでついついビールも進んでしまい、初日の夜は酔っぱらいました。
私はレストランを出るころには「ベトナムのことをもっと知りたいな」と心変わりし始めます。
人間ウォッチングするとみんな楽しそう
レストランからホテルへ帰る道中、私は人間ウォッチングをしながら帰りました。
夕食までは不満だらけの私でしたが冷静に町の様子を見てみると、楽しそうに会話している人や音楽をかけて踊っている人など、国民性が明るい印象です。
何よりも活気がある!大げさだけど、この活力は未来への希望かもしれない。
これは、今の日本では見られない光景なのかもと感じました。
ベトナムのおかげで東南アジア大好き人間へ!
日本へ帰国する頃には「帰りたくない」という気持ちにまでなっていた私。本当にホーチミンを離れるのが寂しいと感じていました。
私は今まで東南アジアを偏見の目で見ていたことはたしかです。しかし、ホーチミン旅行したときに感じたのは「何も知らない私が悪い」と反省。
このホーチミン旅行をきっかけに、私は東南アジアへの旅を始めました。
まだ行きたい国もたくさんありますが、以前まで大好きだったイタリアよりも私はベトナム愛の方が強くなっています。
この旅以降、私が旅行した東南アジアの都市は
- バンコク
- チェンマイ
- シェムリアップ
ベトナムへは
- ホーチミン2回
- ダナン1回
- ハノイ2回
行きました!
最後に
私がベトナムを好きになった理由は、まぎれもなくビールです。たったこれだけでベトナムを知りたいと思うようになり、ベトナムの文化や国民性など調べてもっと好きになりました。
ベトナムの適当さも私の性格に合っており「じつはベトナムの方が暮らしやすいのかも」とさえ思っています。
このホーチミン旅行後、私はテレビ番組で見たダナン旅行へ行きました。のべ6回ベトナム一人旅をした私ですが、今でもダナンがいちばんのお気に入りです。
「国を好きになるきっかけって、本当はささいなことなのかも」
そんなことを、今回は記事を通じて知ってもらえたらと思います。
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